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2007年12月 1日 (土)

スポーツ写真と肖像権について(2)

前回は、一般に公開されたスポーツ競技を撮ることは肖像権的に問題なし。ただし選手のプライバシーには十分に配慮する必要がある。
という事を書きました。

それでは私たちは、公開されているものならばどんな競技でも自由に撮影できるの?
答えは「ノー」です。
例えば大会主催者や出場チームから「撮っちゃダメ」と言われたら、私たちはそれに従わざるを得ません。撮影することにより選手の権利(肖像権)を侵さないからといって、それがすなわち「私たちに撮影する権利がある」ということでは無いのです。それとコレとは別問題。普通に考えればわかることでしょう。

大会主催者や出場チームが撮影に制限を設けるのは、主に財産権に属する問題だと考えます。特にプロスポーツ選手の画像は「商売に繋がるもの」であるだけに、大抵のチームは肖像権を厳重に管理しています。
また近年、スポーツ競技をスポーツ以外の目的で撮影し公開する事が横行したために撮影禁止となってしまった種目があります。それは、ビーチバレーです。
それ以前からも、水泳や陸上、体操、新体操なんかは撮影禁止なんだったかな?スポーツを純粋にスポーツとして観戦する(撮影する)のではなく、違った目で見てしまうの人種が存在するのは、悲しい事ですがある程度やむを得ない事と思います。
スポーツ撮りを趣味にする人にとっては残念な事ではありますけれど、そういった人種が存在する以上、撮影禁止もしょうがない。
選手の人権のほうが大事ですから。

ちょっと脱線しますけれど、マイナースポーツを盛り上げるために、その種目を統括する団体が率先して「アイドル選手」を作り上げている状況が現実問題としてあるのではないでしょうか?ないですか?
そういった(私から見れば)誤った方針が、昨今の「撮影禁止種目の増加」に繋がっている気がしてなりません。
ところで女子ゴルフとかバドミントンはどうなんだろう。アイドル選手が話題の種目ですが、撮影はOK?

私は昨日「(選手が恥ずかしいと思うような)写真は撮らないであげる、撮れちゃったら公開しないであげるのが、心あるカメラマンの姿だと思う」と書きました。
スポーツ撮影を専門とするカメラマンなら、誰でも同じように考えているはずです。
しかしスポーツ競技を撮影するカメラマンの全てがそう考えているとは限りません。女子選手の「ハプニング」を期待して、それを専門に狙っているカメラマンも中にはいるかもしれません。だとすれば、撮影禁止もやむなしと私は考えます。
私も年頃のムスメを持つ父親ですので。

★ とりあえずココまでの結論 ★
誰でも自由にスポーツ競技を撮影できるという権利は無い
スポーツを純粋にスポーツとして観戦できない(撮影できない)香具師は氏ね

(続きます)

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画像提供:イーハトーブ スポーツ フォト クラブ

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